古今妖怪図鑑

妖怪しか描かず、妖怪を哲学する、妖怪画家のブログ。妖怪しか描きませんし、妖怪の事しか書きません。

102 #八尺様

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現代妖怪。最近は噂のような「都市伝説」から生まれるのではなく、掲示板の書き込みで一撃デビューする妖怪も増えた。もちろんそれなりの「実力」は必要となるが。
特に近年は、「田舎の伝承系」の「ヒット作」が目立ってきた。最近の妖怪は、物語とセットになっている。
八尺の身長を持つ女性の妖怪。地域共同体の神様のような存在。目をつけた人間を執拗に追い回し、遂にはさらってしまう、のか命を奪うのかはっきりしない。
怪しいのはその言葉で、「ぽ、ぽ、ぽ…。」などとしか発音しないらしい。

ぽ、ぽ、にちなんで肩には鳩ぽっぽ。
最近気に入っている道路標識には、汽車ぽっぽを。
因みに、八尺は約240㎝。標識は看板を入れないポールの部分が180㎝。サイズ感は正確だ。
口の形にも拘って、執拗に「ぽ」を追究した。
背後にはアレチウリ。執拗な性格を表した。
服の柄の蜘蛛も同じ。目も脚も八つ。目は種類によるが。この妖怪の性質は多分に蜘蛛を思わせる。女郎蜘蛛のように。いや、タランチュラかしら。

因みに、八尺は約8フィートだ。外国に紹介するときは、ミス8フィート、マム8フィート、等だろうか。
ちょっと格好いい。